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日経COMEMO

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日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEM … もっと読む
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日経COMEMOはじめての方へ

はじめまして、日経COMEMO(コメモ)運営チームです。 私たちは、日本経済新聞社がnote上で運営している投稿マガジン【日経COMEMO】の運営チームです。現在のメンバーは6名。日経の中で、新規事業にチャレンジする部門として、日々、試行錯誤を繰り返しながら活動しています。 ◇        ◇       ◇ まずは、日経COMEMOについて簡単に自己紹介させてください。 日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のビジネスリーダーたちから、毎月約200本

「国際収支の未来」は「日本の未来」

既に各社から報道が出ております通り、3月26日、財務省は神田財務官を主催とする国際収支分析を専門とする懇談会「国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」を発足させました。今後複数回の会合を経て、具体的な提言が出されることになっています。若輩者ではありますが、私も委員として拝命頂きました。問い合わせも多いゆえ、簡単に紹介だけさせて頂きます。 会合の議論に関し、私が何かを申し上げることはできませんが、第1回会合のリードスピーカーにご指名頂きました。その際の資料は既に財務省HPで公

Meta社のメタバースはどうして上手くいかないのか考えてみた 〜メタバースで押さえたいポイント⑤

お疲れ様です。メタバースクリエイターズ若宮です。 今回はちょっと「Meta社は潤沢な資産とリソースがあるのに、なぜメタバースで成功していないのか?」を考えてみたいと思います。 Meta社のメタバースがあまり上手くいかない理由GAFAの一角、Facebook社は2021年10月28日に会社名を「メタ(Meta)」に変更しました。事業の主軸をSNSからメタバースに転換する、という強い意思を示す改称までした上でのビッグテックの参入に「メタバース」はバズワードになりました。 し

勤務場所に関するコミューンの考え方_改訂版

こんにちは、あらゆる組織とひとが融け合う未来をつくる、コミューンの高田です! 以前よりコミューンの勤務場所についての考え方を表明してきましたが、2024年4月1日よりアップデートがありますので、改めてポリシーと思想を記します。 まとめコミューンが最も大切にしていることは「成果を出す人が最も気持ちよく働くことができて、成果を出し続けられる環境をつくること」です。 コミューンでは、リモート勤務を広く許容しています。これは、個々人が成果を出すために最適な環境は異なると考えている

”地域活性化起業人 副業型”の新設で自治体×複業はどう進む?

株式会社Another works代表 / 日経COMEMO KOLの大林です。複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しております。 2024年に発表された「地域活性化起業人 副業型」について、70,000名・120自治体の複業を支援するプラットフォーマーの目線で解説していきます。 ■地域活性化起業人とは地域活性化起業人(企業人材派遣制度)は、民間企業と自治体が協定を締結し、三大都市圏に所在する企業等の社員が一定期間地

ビジネスセミナーで他人のフレームワークを撮影する行為について考えること。

スマホで夏の花火を撮影する度に思う。 「見返すことはないだろうな」 でもつい、撮影してしまう。 正確に言えば「一瞬しかない綺麗な光景を撮らなきゃ」という衝動が、発動してしまう。 ただ、綺麗な花火の光景が見たければ、そんな写真素材はどこにでも転がっている。正直、自分で撮影することに意味はない。 そう。スマホで花火の写真を撮ることに意味はない。 この類の「意味のなさ」は何かに似ている。 それがビジネスセミナーにおいて、投影されたフレームワークをスマホで撮影する行為だ

ミドル世代の転職に必要なこと

株高の陰で、企業による早期退職募集のニュースが相次いでいる。現場での慢性的な人不足を考えると一見不思議だが、特にホワイトカラーを多く抱える組織の多くにとって、高コスト体質は大きな課題で在り続ける。中高年を中心にする人員削減によってスリムダウンと新陳代謝促進の両方を図っているようだ。 日本社会全体としては、雇用の流動化が産業の新陳代謝を促すメリットがある。若い世代により活躍の機会が広がると捉えることもできる。しかし、日本の中高年ホワイトカラーサラリーマンが人生で初めて、何十年

「吾輩は猫である」にて予言されていた結婚滅亡

夏目漱石の「吾輩は猫である」という有名な小説がある。題名なら誰しもが知るところだと思うが、あれに書かれている内容を今も覚えている人は少ないだろう。 覚えているのは大体、冒頭の「吾輩は猫である。名前はまだない」というところだけだ。 かくいう自分も、小学校あたりの読書感想文のために読んだ記憶があるが、覚えているのはなぜか主人公の先生(漱石がモデル)が、自分の鼻毛を原稿用紙に几帳面に並べていく様を猫が観察しているシーンしかない。 というわけで、何の気まぐれか今更ながらにこの「

インバウンドの本当の意味―みんな一緒から、みんないろいろ時代に(上)

30万円のフランス料理、10万円のお寿司、1万円の海鮮丼があらわれる。それでも「安くて美味しい」と日本に来た海外の人が嬉々として食べる。コロナ5類移行の昨年5月から、世界からの観光客が一気に戻ってきた。全国の観光地に訪ねて、どこもかしこもが観光客であふれ、「オーバーツーリズム」と呼ばれる現象をひきおこして、コロナ禍での低迷から一気にV字回復しようとしている 1室1泊30万円、50万円のホテルも出てきた。誰が、そんな高い部屋で泊まるのだろうかという心配はいらなかった。すぐに予

仕事を始める前の準備こそが、より良い仕事のためのコツだ

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 # 本投稿は日本経済新聞とnoteが共同で開催しているお題企画への寄稿です。 今年は桜の開花が遅く、まだまだ肌寒い日々が続いています。しかしながら、時間は刻々と過ぎていくもの。気づけば3月も下旬にさしかかり、いよいよ4月・新生活のシーズンになります。そんな中で出されたお題は「#仕事のコツ」。新たな環境でスタートを切る方々に向けて、ちょっとした仕事のコツをまとめてみようと思います。 仕事のコツと言えば、PowerPointを使いこ

敏感か、鈍感か? 〜 『ふてほど』を観て考えた、鈍感/敏感のバランス

お疲れ様です。メタバースクリエイターズ若宮です。 突然ですが、今日は「敏感と鈍感」について書いてみます。 「敏感」すぎるのも生きづらい?今クールのドラマで、宮藤官九郎さんが脚本の『不適切にもほどがある』(以下『ふてほど』)が話題ですね。 このドラマは昭和と令和の時代を舞台にしたタイムスリップもので、それぞれの時代のいいところと悪いところを改めて比較しつつ、色々と考えさせられます。あと昭和のワードがめっちゃなつい。(「AXIAのハイポジ」とかなつすぎて悶え死んだw) ご

お金が稼げる仕事のコツ1 筆まめになる

シンガポール在住、FPの花輪陽子です。私は外資系金融機関を経て、2010年に独立をし、なんとか14年くらい個人事業や小さな会社を運営してきました。独立、企業するための仕事のコツをお伝えします。 手紙の効果 そんな私の仕事のコツの1つは「筆まめになる」と言うことです。なぜなら、どんなに偉い方でも丁寧にお手紙を書けば、目を通していただけ、返信を下さったり、会ってくれる機会も多いからです。 私は、世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏に6年間取材をさせていただいています。そんな、大

政治資金問題と半世紀前の出来事

自民党の政治資金問題が、昨年末頃から毎日ニュースに取り上げられている。 先にお断りしておくと、当然のことながら、私はこうした不透明な政治資金の流れは、その党派を問わず、良しとする立場ではない。 ただ、報道の内容や、国会での野党による与党自民党への追求には、本質をついていない違和感を感じざるを得ない。その理由は、政治資金が何に使われ、誰が手にしているのか、なぜそういう事態が起こるのか、という点について、誰も触れようとしていない、と感じるからだ。 これに関して思い出されるの

人生100年時代の「パラレル・エイジング」と「エイジングのポートフォリオ」

お疲れさまです。メタバースクリエイターズ若宮です。 今日はちょっと「パラレル・エイジング」について書いてみます。 みなさんは「パラレル・エイジング」という言葉を聞いたことはありますでしょうか? …え、無いですよね? それもそのはずで、僕の勝手な造語だからです。最近感じているキャリアの感覚を「パラレル・エイジング」と呼んでみているのですが、これは年を重ねることを一つの軸だけでなく、複数の軸で捉えた方がいいのではないかという考え方です。 メンターと駆け出しのスタートアッ