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![]() ぼくは夜になると、頭に懐中電灯をつけて、大きな歯ブラシを持って、床下に出かける。そこには大きなワニがいて、歯磨きをするためだ。ワニはぼくのことをぎろっとにらみ、でも歯磨きだとわかると口を大きくあける。ぼくはかまれないように、持ってきた棒をつっかえぼうにする。巨大なワニの口の中はまるで洞窟のよう。外側を磨いたあとは、口の中に入って裏側もゴシゴシ。長いベロがぼくを巻き込もうとしたり、だんだんと口が閉じそうになっても、七つ道具があるから大丈夫。このスリリングで不思議なお話を書いたのは詩人・作家のねじめ正一さん。どうして床下にワニがいるのか、いつから歯磨きをするようになったのか。謎の部分を多く残しながら、でも、細かく描かれた家の断面図や魅力的な7つ道具の絵の描写により、最初からあっという間にこの絵本の世界に引きこまれてしまいます。ぼくとワニが対峙する場面、大きくあけたワニの口の中をのぞく場面、口の中であおむけになる(!)場面、さらにさらに……緻密で遊び心あふれるコマツシンヤさんの絵はどこまでも具体的。けれどやっぱりそこは幻想の世界であり、最高にワクワクするのです。ぼくとワニの関係を想像してみたり、続きを考えてみたり。何度も読みながら、そんな楽しみ方もできそうな一冊ですよね。 (絵本ナビ編集長 磯崎園子) ![]() 「ぼくんちのゆかしたには ワニがいて」と始まる物語。 どうするのかな?とページをめくると、なんと、ぼくはワニの歯を磨きます。過不足無い道具と手慣れた感じから、どうやらワニの歯磨きはぼくの日課のようなのです。 ワニの口の中の様子が、ところどころ妙にリアルだったり、歯磨き中のぼくとワニの攻防戦(?)がスリル満点で、ドキドキしたりクスリと笑ったり、とても楽しく読みました。 男の子の家の断面図や、ワニの表情もすごくいいです。 時々とりだして、読み返したくなるだろう一冊でした。 (こはこはくさん 50代・東京都 男の子12歳) ![]() |
僕の家の床下にはワニがいる。僕は夜になると大きな歯ブラシを持って、ワニの歯磨きをしに降りてゆく。床下のワニは巨大で、大きく開けた口はまるで洞窟のよう。奥歯を磨くときはワニの口の中に入らないといけないけれど、危なくなっても七つ道具があるから大丈夫。詩人・作家のねじめ正一さんによる、ちょっとスリリングで不思議な世界を、漫画家・イラストレーターのコマツシンヤさんが緻密かつ遊び心溢れる絵で描きました。
ねじめ正一(ネジメショウイチ)
1948年、東京都生まれ。詩集『ふ』(櫓人出版会)でH氏賞、小説『高円寺純情商店街』(新潮社)で直木賞、『荒地の恋』で中央公論文芸賞を受賞
コマツシンヤ
1982年、高知県生まれ。マンガ作品に『睡沌氣候』(青林工藝舎)『8月のソーダ水』(太田出版)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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