種類多すぎて選べない…「象印」の炊飯ジャーをねほりはほり!
定番ねほりはほり!▶︎「定番ねほりはほり」とは?
家電選びは楽しいけれど、「自分の生活スタイルに合うもの」を本気で選ぶのって迷いませんか?
なかでも、炊き上がりの好みに個人差がめちゃめちゃある炊飯ジャー。店頭でのお試しができないし、選ぶのが最高難度の家電と感じているAmeba編集部のなんでも知りたガールM。
今回は炊飯ジャーの定番「象印マホービン」さんにねほりはほり突撃〜
ねほはほポイント1:取材場所が“食堂”…?
取材オファーのとき「炊飯ジャーの選び方むずかしいです」と伝えたところ、指定されたのはなぜか“食堂”。
編集M
あの、「象印食堂」って象印さんの食堂ですよね?
濱田さん
はい、そうです。そのままですね(笑)。
編集M
えっと、選び方も含めて炊飯ジャーのあれこれを取材しようと思ったんですけど、どうして食堂なんですか?
濱田さん
象印の炊飯ジャーのことを知っていただくためには、実際の製品でご家庭と同じように炊いたごはんを召し上がっていただくのがベストと考えました。
だから、「おいしいごはんが、ここにある。」をコンセプトにした「象印食堂」にお越しいただいたわけです。
編集M
なるほど!
濱田さん
まずはこちらを召し上がってみてください。
編集M
うわ〜美味しそう!!
編集M
うちの炊飯器で炊いたのとぜんぜん違います! ごはんでごはんが食べられそう(笑)。
濱田さん
よかったです(笑)。
編集M
ごはんは3種類ともすごく美味しいんですけど、私はもちもち食感に炊き分けたのが特に好みです。
三嶋さん
のちほど詳しくお話ししますが、炊飯ジャー選びには“食感の好み”もポイントになります。
食堂でお出ししているごはんは、炊き分けができる機能が付いた「炎舞炊き」で炊いていて、象印が考える美味しさの基準である「白米 ふつう」ほか、「白米 炊き分け」、その時々で銘柄が変わる「健康応援米」など、いろんな食感の炊き分けもお試しいただけるんです。
編集M
すごい! このあとの取材がますます楽しみになってきました。
ねほはほポイント2:炊飯ジャーの種類が多すぎるのなんで?
編集M
ごちそうさまでした! 本当に美味しかったです。
さっそく取材をはじめたいのですが、その前にどうしても聞いておきたいことがありまして…。象印さんは社名に「マホービン」って入っていますが、そもそも「マホービン」って何ですか?
濱田さん
若い方には馴染みがないですよね。
編集M
濱田さんも三嶋さんもお若いじゃないですか(笑)。
濱田さん
私たちは社員ですから(笑)。
「魔法瓶」とは、真空二重構造によって熱を逃さない容器のことです。創業当初は魔法瓶をつくっていたのですが、この“保温する”技術をお湯だけでなくいろんなものに発展させ、1970年に炊き立てごはんを電気で保温する「電子ジャー」を発売しました。
編集M
最初は保温だけだったんですね。ごはんは別で炊いて。
濱田さん
そうですね。昔の家庭ではガス炊飯が主流でした。
編集M
別で炊いて電子ジャーで保温するとか…いまでは考えられないです。
濱田さん
ですから、象印の炊飯ジャーは保温からスタートして炊飯機能を進化させてきたんですよ。
編集M
保温技術が十分な象印さんとはいえ、炊飯の技術開発はむずかしそうです。
三嶋さん
それは相当だったようです。
編集M
開発には何十年も費やしたんでしょうね。
三嶋さん
電子ジャーの発売から4年後(1974年ごろ)には、炊飯機能付きの製品が販売されました。
編集M
思ってたより早い!
三嶋さん
電気で炊くことはできていましたけど、象印としては開発当初から“美味しく炊く”技術にこだわってきているので、正直、完成したとは思っていません。まだ道半ばです。
編集M
炊飯技術を開発してからもう45年以上なのに…、さっき試食した最新の「炎舞炊き」で炊いたごはんは最高に美味しかったのに…、まだ完成形ではないんですか?
三嶋さん
もちろん、新製品を発売する段階ではその年ベストに仕上がったものをお届けしています。
けれど、お客様の生活スタイルや炊き上がりの好みは変化していきますから、そこも見極めながら“美味しく炊く”技術を毎年積み重ねていく。そうすると終わりがないんです。
編集M
いま「毎年」っておっしゃいましたけど、炊飯ジャーって毎年リニューアルとか新発売とかされてるんですか?
三嶋さん
はい、新製品は毎年出しています。むちゃくちゃしんどいです(笑)。
編集M
それはしんどい…。しかも象印さんの炊飯ジャーって種類がめちゃくちゃ多いじゃないですか。
三嶋さん
種類の多さはおそらく業界でもトップクラスだと思います。
編集M
ホームページを見る限りでも15種類はあります。こんなに種類必要? って思っちゃいます。
三嶋さん
日本人にとってお米は本当に特別なもので、お米へのこだわりとニーズの幅広さは相当あります。それに応えていこうとすると、どうしても種類が多くなってしまうんですよ。
編集M
たしかに。何でもそうですけど、こだわりはじめたらキリがないし、生活スタイルも細分化される一方…。ということは今後もさらに種類が増えそうですね。
三嶋さん
その可能性はあります(笑)。
ねほはほポイント3:炊飯ジャーの選び方を知りたい
編集M
種類が増え続けるとなれば、ますます炊飯ジャー選びがむずかしくなりそう。本題の選び方のポイントを教えてください。
三嶋さん
1番には、家族の人数や食べる量を踏まえて「どれくらいの量を炊くか」です。
三世代など大家族であれば一升炊き、お子さんとご夫婦のご家族であれば5.5合炊き、ひとり暮らしの方であれは3合炊きなど。
三嶋さん
ただ、食生活や家族形態の変化とともに「5.5合では多すぎる、3合では少なすぎる」というニーズも出てきました。そこで新しく4合炊きも開発したんです。
編集M
私の悩みがまさにそうです!
ごはん好きでたくさん炊くから5合炊きを使ってるんですけど、ひとり暮らしのキッチンには炊飯ジャーが大きすぎて困っていました。4合炊きはうれしい。
三嶋さん
私もうれしいです! 開発した甲斐がありました。非常にコンパクトなのでおすすめですよ。
編集M
炊く量以外のポイントも教えてください。
三嶋さん
自分や家族がごはんに対して、「どれくらいのレベルの美味しさを求めているのか」ですかね。
編集M
“美味しさのレベル”って抽象的でちょっとわかりづらいです。
三嶋さん
炊き上がりの好みは個人差がめちゃくちゃあるから、そう感じるんですよ。
ですから、象印ではいろんな“美味しさのレベル”の炊き上がりに対応して製品をつくっています。象印製品で“美味しさのレベル”を見分けるには、まず大きく3つがあります。
編集M
それを知りたい!
三嶋さん
上のレベルから順に①圧力IH、②IH、③マイコンです。
編集M
どれもよく聞くけど違いがわかりませんでした。美味しさのレベルの違いだったんですね!
三嶋さん
“技術力の違い”と考えていただくと、よりわかりやすいと思います。①の圧力IHは最上級の技術力でつくっていますので、炊き上がりも最上級です。
編集M
試食した圧力IHの「炎舞炊き」で炊いたごはんの“美味しさのレベル”は、たしかに最上級でした。
三嶋さん
ありがとうございます! 最上位技術の圧力IH「炎舞炊き」はその分お値段もしますが、最上級の“美味しさのレベル”にこだわる方にはおすすめです。
三嶋さん
圧力IHの技術でつくったお手ごろな炊飯ジャーもありますので、値段と美味しさで迷われている方でも安心してお選びいただけますよ。
編集M
たくさん種類をそろえているからこそですね。種類の多さに納得しました。ほかにもポイントはありますか?
三嶋さん
ご試食のときにチラッと申し上げました“食感の好み”です。
編集M
私が好みと感じた「もちもち食感の炊き上がり」などですね!
三嶋さん
そうです。象印炊飯ジャーの食感を炊き分ける「わが家炊き」という機能には、炊き上がったごはんの感想を入力するアンケート画面があって、回答に応じて次回の炊き上がりを調整していくんです。
編集M
アンケート付き炊飯ジャー! おもしろい!
三嶋さん
アンケートの結果を炊飯ジャーが学習し、最上位の「炎舞炊き」ですと、最大121通りの食感のなかからだんだんと好みに合った炊き上がりに調整してくれます。
編集M
すごい! アンケートの声に応えてくれる炊飯ジャーだなんて…人間味があってほっこりします。
三嶋さん
それでも炊飯ジャー選びって、実際に炊き上がりを食べてみないとむずかしいと思うんですよ。
だから、業務用ではなく一般向けに販売している最新の炊飯ジャーで炊き上げたごはんを体験していただくために、「象印食堂」を運営しているんです。
濱田さん
今年の3月には「象印銀白弁当」というお弁当専門店もオープンさせたんですよ。
編集M
それはどちらに?
濱田さん
JR新大阪駅(3階 東改札外)です。象印の炊飯ジャーで炊き上げた“ごはんが主役”のお弁当をお楽しみいただけます。
編集M
お弁当屋さんもいいですね! 実際に食べて美味しさのレベルを実感できたので、東京にもぜひ進出してもらいたいです。
濱田さん
「象印食堂」は数年前、プロモーション活動の一環として、期間限定で表参道にオープンさせたことはあるんですけどね。担当している部署に伝えておきます(笑)。
編集M
あと、選び方のポイントがわかったついでに、買い替えのタイミングも知りたいです。
三嶋さん
私たちは耐久性の高い製品づくりをしていますので、非常にむずかしい質問です。
ただ、先ほど申し上げましたように、炊飯ジャーは毎年進化させています。だから、5年も経てば炊き上がりがまったく違う製品になっているのは事実です。
濱田さん
ガラケーとスマホくらいの違いはありますよ。
編集M
そんなに違うなんて! では、炊き上がりの美味しさにこだわりたいなら、5年を目安にってかんじですね。
三嶋さん
そうですね。開発している者としては「炊飯ジャーの進化に合わせて買い替えるのがベスト」といいたいところですが、さすがに毎年買い替えるものではありませんから(笑)。
ねほはほポイント4:象印っぽくない?「STAN.」シリーズが気になる
編集M
最近、めちゃくちゃオシャレな「STAN.」シリーズも出されていますけど、やはり若い世代のオシャレ家電ニーズを意識したものでしょうか?
三嶋さん
デザイン的なニーズもそうですが、それよりも年代特有のニーズに応えた製品です。
編集M
といいますと?
三嶋さん
おっしゃるとおり、このシリーズは若い世代、20代〜30代のお客様をターゲットにしています。
育児世代でもあるので「STAN.」の炊飯ジャーには離乳食がつくれる機能が付いていて、月齢ごとにつくり分けることができるんですよ。
編集M
炊飯ジャーで離乳食!
三嶋さん
炊飯ジャーや電子レンジを使って離乳食をつくる方法はあったのですが、一度に量がつくれない。それに手間をかけてつくっても赤ちゃんが食べるか食べないかわからない。
だから、炊飯ジャー自体により簡単に量もつくれるメニューを付けようと思ったんです。
編集M
なるほど〜
三嶋さん
月齢別に4段階から選べて、例えば5カ月メニューだと一度に30食くらいできるので、冷凍保存もできて便利ですよ。
編集M
離乳食にお詳しいですね。開発チームにママさんがいらっしゃるのでしょうか?
三嶋さん
うちのチームは男性ばかりなんですが、ちょうど「STAN.」の企画をしていたころ、我が家に赤ちゃんが生まれまして(笑)。開発試作も兼ねて育児をやっていたかんじです。
編集M
ご本人ニーズから生まれた製品って、めちゃくちゃリアリティあって全国の育児世代によろこばれそうです。
三嶋さん
お客様の好みや生活スタイルの変化にしっかりキャッチアップして、いろんな年代の方によろこんでいただける炊飯ジャーをこれからもつくり続けたいです。
「開発アイデアに詰まったときは古民家などへ行き、“かまど”をながめて気分転換しているんですよ」。取材後に語ってくれた三嶋さんの笑顔は、開発者というよりも、ごはんを“美味しく炊く”ことを常に考えて極めようとしている職人のようでした。
ごはんが美味しく、自分好みに炊き上がったときの幸せな気持ちを毎日味わいたい。そう感じている方は、炊飯ジャーの選び方を参考にして最高の一台を見つけてみてください。
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